下記の内容で故郷の海一斉清掃計画2016in 庵治を実施いたしました。

■主 催: 海守さぬき会/瀬戸内オリーブ基金
■実 施 日:平成28年10月25日(火曜日)
■実施場所:高松市屋島西町(浦生海岸)、庵治半島周辺海域及び庵治漁業協同組合会議室
■参加校 :香川大学教育学部付属高松小学校

■参 加 者:1年生~6 年生 各学年5 名~6 名 34 名・教職員5 名 計39 名 京都大学高月名誉教授1 名 愛媛大学工学部日向教室2 名 オリーブ基金3 名 海守スタッフ12 名(撮影班2名含)計18 名 総勢57 名

■実施内容:
①高松市屋島西町浦生海岸での漂着ごみ一斉清掃と「国際海岸クリーンアップ・ICCInternational Coastal Cleanup)」の国際基準に基づく、海岸漂着ごみミ調査を体験し、漂着ごみの実態を学習してもらいました。
②庵治半島周辺海域で庵治漁業協同組合所属漁師の底曳網漁を海上タクシーより視察・見学し、海底ごみと漂流ごみの実態を学習してもらいました。
③庵治漁業協同組合2 階会議室に於いて、京都大学高月名誉教授並びに愛媛大学工学部日向教室の講師による海ごみ問題(マイクロプラスチック問題を含む)の総合的座学学習会を開催致しました。

■事業目的: 私たち「海守さぬき会」は、平成21 年より瀬戸内海の海底に深く沈む海底ごみに着目し、県内の小型底引網漁船を使って操業する漁業者と連携を取りながら、これらの海底ごみを産業廃棄物ではなく、一般のボランティアごみとして行政の責任で無償処理する様に提案・提言活動を進めてまいりました。 これと同時に、県下の子ども達に対し排出抑制に取組む環境教育にも取組んで参りました。
この度、これら事業の延長線上にある海ごみ(漂流ごみ・海岸漂着ごみ・海底ごみ)を放置することにより、これらのごみが更に細分化されマイクロプラスチックと云う、新しい問題を生んでいると云う事を子ども達に考えて貰う事業に取組みました。 マイクロプラスチックの問題で、全国的にも著名な愛媛大学工学部の日向教授と高月京都大学名誉教授の協力の下、私たちの身近な屋島西町の浦生海岸に於いてICC調査を行うと同時に、ファイバースコ ープを使って実際に見る実験も行いました。
子ども達に海底の見えないごみを目に見える取組「海底ごみ目に見える化計画」から、海岸の砂に埋もれた小さな泡状のごみを「目に見える化」し考えて貰う授業に挑戦し、「故郷の海一斉清掃計画」から 海ごみの排出完全抑制に取組んで参りたいと思います。
なおこの活動の内容は、RNC及び瀬戸内海放送のTVのニュース番組で放映されました。また翌日の毎日新聞にも掲載されました。
詳細については平成28年度活動状況をご覧ください。

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